重要文化財の温泉・片倉館。
昭和初期の洋風建築のなかで温泉に入れる珍しいスポットです(しかもちゃんと天然温泉)。長野県上諏訪駅から徒歩10分と、車が無くても行けます。良心的。
※今回は、「諏訪湖が、都心から2時間駅チカで自然を味わえてよかった話」の続きです。諏訪湖畔のお散歩を堪能した後、うなぎと温泉とお城散歩のトリプルコンボをきめてきました。
昭和レトロな洋風温泉 片倉館
諏訪湖畔公園から道路をわたってすぐに、片倉館はあります。背の高い煙突が立っているのですぐにわかりました。建物を囲むように木々が植わっていて紅葉もきれいです。
建物は昭和3年に竣工されたらしく、入口からもう温泉とは思えない風格です。大学みたい。さすが重要文化財。
温泉内部は(当然写真は撮れませんが)タイルが一面に貼られた白い綺麗な浴場になっていました。ハンガリーの温泉を思い出すような(タイル)。壁のステンドグラスが素敵でした。
風呂がま自体は千人風呂スタイルなので、立って入ることができる深さです(フチのところに座るところあり)。玉砂利が足の裏に心地よくて、ツボ押しになりそうでした。
湖散歩して、温泉で昭和を味わいつつあったまるとか、幸せですね。
※公式サイトで中の様子が見れます
ちなみにシャンプーとボディーソープは備え付けられていました。
タオルは有料ですので持って行った方がよさそうです。
入浴料は大人850円、小人550円でした。
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さて、温泉をすっかり堪能したあと、欠かせないものと言えば何か?
……そう。コーヒー牛乳ですね? (ビールなど諸説あり)
お風呂を出たところではビン入り牛乳も売っていました。プレーン、コーヒー牛乳、いちご牛乳の三種類。
二階の食堂には自由に座れる長机スペースもあるので、そこでいただくのがよさそうです。
ちょうど紅葉の時期で、二階に行く階段の窓は素敵な色に染まっていました。これをみながらコーヒー牛乳を飲む。最高かな。
近くの観光その1:浅葱色の屋根がかわいい高島城
湯冷めしないようにしっかり着こんでから、次の目的地であるお城に向かいます。
住宅街の中を歩いていると、綺麗な浅葱色の屋根が見えてきました。高島城は、ちょこんとしたサイズで、住宅街にまぎれこんでいる親しみやすいかわいいお城です。
手入れが行き届いて大切にされているお城という感じで、門のところの木々や、内部の日本庭園はとても風情がありました。ちょうど紅葉の時期に行ったのもなかなか良かったです。
桜の木や藤棚もあったので、季節ごとに景色が変わるのでしょう。近くに住んでいたら何度でも散歩に行きたい感じでした。
たまたま城は閉まっていましたが、普段は中に入れるようです(有料)。でも庭園を散歩するだけでも満足度が高かったです(無料)。あとは、隣にある神社もいい感じでした。
近くの観光その2:カフェめぐり
湖畔ごはんと言えばうなぎですが(もちろんうなぎも食べた)、「上諏訪はどうやら素敵カフェがたくさんあるらしい」と、行ってから気づきました。
リビセンという古道具・古材屋さんが、味のある木材を利用してデザインしたお店が集まっているようです。
今回はそのうちの一軒にお邪魔したのですが、とっても……素敵でした……(なごみすぎて写真撮り忘れました)こだわりのある内装に、クリエイターさんたちのシンプルで豊な雑貨に、美味しいコーヒー。
テイクフリーの素敵なちらしがありましたので貼っておきます。
「リビセンご近所マップ」(Shop – ReBuilding Center JAPAN)
いいですよね、こういう、地域の連帯というか……心が幸せになります。そしてこういう素敵なものを浴びていると、私も素敵な人間になりたいなあと思いますね。
質実剛健で豊かで優しくていいなあ。活力。
上諏訪、自然も人の営みも豊かで、心を満たしてくれるような、素敵な地域でした。また行きたいです。
今日も読んでいただいてありがとうございました!ご縁に感謝します。